「得意科目は数学」が圧倒的ドープな理由
学生のみなさん、数学は得意ですか?
圧倒的にドープなもっくすは、学生時代の得意教科は間違いなく数学。
国語、英語、社会が苦手科目。理科は化学が苦手。
特に文章と歴史がすごく苦手。このブログは文章の練習。
「数学なんか仕事に役立つの?」「電卓使えば計算できるし数学いらない」
と考えている女子高生。
今もっくすは外資系企業でマーケターとして勤務しているが、
数学が得意で学生時代にたくさん勉強してきてよかったと思っている。
これから数学がどれだけクールでドープな学問か記していく。
数学は考える教科
数学は考える側面が強い教科だと思う。
では考えない教科って何?と思ったそこの女子高生。
例えば、歴史。
Q「徳川三代将軍の名前は?」
A「家光」
答えに至るまでの思考過程が単純で、「知っているか知らないか」が重要になる教科。
一方で数学。
Q「△Aと△Bが合同であることを示せ」
A「3辺が~(略)~なので、△Aと△Bは合同。」
答えに至るまで、与えられた条件を元に論理を展開。
問題が与えられている時点で「AとBは合同」は分かっているが
与えられた条件を元に結論が正しいことを論理的に説明する。
実はこのパターンは仕事でもよく使う。
答えは、決まっている場合もあれば、決まっていない場合もあるが、
言いたいことをいかに説得力を持って相手に伝えるか。
データ(根拠)を持って相手を説得する行為にとても似ている。
会社に入ると、今までに出会ったことがないようなお偉方のおっさんがたくさん出現する。
おっさんたちに対して、根拠を持って意見を伝えることは非常に大事。
こんなに論理的思考力が養われる数学は圧倒的ドープ。
(歴史は歴史で記憶力は養われると思う)
数学はスケーラブルな教科
スケーラブルってなんぞや、と。
scalable なので拡大できるということ。
では、スケーラブルでないってどういうこと?
例えば、歴史。
Q「徳川将軍家の1~15代目の名を記せ」
A「家康、秀忠、家光、…」
こんな問題、どれだけ記憶力があるかの勝負。
例えばこの次の問題が、
Q「豊臣家の1~15代目の名を記せ」
だったとしたらテスト破り捨てるレベル。
記憶力勝負。どれだけテキストを見て暗記できたかが勝負。
(もちろん起きた事象を時系列で整理する力みたいな話はあると思うが)
一方で数学はスケーラブル。
実際とはもちろん異なるが、例えば以下のような公式があったとする。
(公式)x将軍家のy代目の名は"x家y"
Q「徳川将軍家と豊臣将軍家の1~15代目の名を記せ」
A
徳川将軍家の一代目:徳川家一
徳川将軍家の二代目:徳川家二
…
徳川将軍家の十五代目:徳川家十五
豊臣将軍家の一代目:豊臣家一
豊臣将軍家の二代目:豊臣家二
…
(もちろん実際とは違いますが)
公式を理解していれば何代目が来ても大丈夫。これがスケーラブル。
すべて覚える必要はない。ただ1つの公式を理解していれば問題ない。
(今回例として出した公式は完全に覚えなければいけないが)
仕事に置き換えれば、未知の課題に直面した時が当てはまるだろう。
未知の課題に直面した際、過去事例がなくても他の経験則から公式を導き
それに当てはめて課題を解決していくことが求められる。
数学は圧倒的ドープな教科
数学がどれだけ圧倒的ドープな教科かお分かりいただけただろうか。
おそらく上記の2点が分かれば、思わず圧倒的ドープと口にしてしまうことだろう。
絶対に学んでおいて損はなく、これから先もずっと役に立つ教科。
社会人の方でもよく「数学が苦手で…」ということを耳にしたりするので、
学生の方には、数学への苦手意識は克服することをおすすめしたい。